小諸市では、地元産の小麦を使って学校給食のパンを提供しています。栽培は、市内の農家さんが行っています。
本日(6月28日)、美南ヶ丘小学校の4年生が、耳取区の山浦さんの畑で小麦の収穫体験を行いました。
収穫を始める前に、子どもたちから
「この畑でどれくらいの小麦が採れますか?」
「小麦は病気になりますか?」
「この小麦を栽培していてうれしいことはどんなことですか?」
といった質問がありました。
畑の広さは、約8aで、昨年は約200㎏の小麦が採れたそうです。今年は、干ばつの影響があり、穂が短くやや実の付き方が少ないようです。
また、時期によっていくつか病気の心配もあったようですが、特に病気にかかることなく収穫の日を迎えたようです。
最後の質問には、「子どもたちの給食で食べてもらうことがなによりうれしいこと」だと、少し照れながらおっしゃっていました。
山浦さんから収穫方法を教えていただいたのち、4人一組で収穫をはじめました。
最初は、鎌の使い方に慣れないせいかぎこちなく穂を刈っていた子どもたちも、慣れてくると「刈残しがないように、どうしたらより速く収穫できるのか」を考えて収穫作業をしていました。
その方法もグループごとに個性があり、見ていてとても楽しかったです。
また、多くの子どもたちが、今回の体験をとても楽しかったと言ってくれました。「家で作っているお米や野菜の手伝いをしたことがある」という子どもも多く、これからも農業に親しみをもっていってもらえたらいいなと思います。
今後、乾燥、調整、製粉を経て、9月から平成25年度産小麦を使ったパンを子どもたちに食べてもらうことができます。
なお、時間の関係で、すべての小麦を子どもたちだけで刈り取ることはできませんでした。残ったところは、山浦さんご夫婦と娘さんの三人で、刈取りと脱穀をしていただきました。
ご協力いただいた山浦さん本当にありがとうございました。
リアルこもろん