小諸菜種振興組合 – 菜の花油

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小諸産100%。生産者の顔のみえる、安心でおいしい油です。

かつて国内自給率100%を誇った菜種栽培も、今日では、1%未満となってしまいました。そんな菜種が地域おこしのきっかけになっているのが、千曲川左岸の川辺地区の農家が平成16年に始めた菜種油づくりです。当初7人発足した小諸市菜種組合は、10年目を迎える現在では栽培地区も市内全域に広がり、会員も40人を越えました。

 

菜種は9月に種をまき、寒さ厳しい冬を超えて7月に収穫を迎えます。鮮やかな黄色い花が咲き誇る5月には地域をあげて「菜の花まつり」を開催。景色を楽しみに観光客も訪れるようになりました。「菜の花は、この地域の風土にあい、高齢化、担い手不足から あまり手をかけられない農地でも栽培できる作物。今では、多い年で栽培面積10ha、年間5,000ℓの油がとれるまでになりましたよ」 と話す組合長の山浦俊壽さん。

 

この油の魅力はなんといっても 濃厚なうまみとコク。熱を加えず、無添加でじっくり圧力を加えて絞る昔ながらの製法で作られます。ビタミンEが豊富で、油が酸化しにくいことも特徴です。種にもこだわり、遺伝子組み換えをしていないキザキノナタネという品種を使っているため安全で安心です。 「これからの課題は、連作障害を出さないように栽培を続け、販路拡大に力をいれること」(山浦さん)。現在は主に市内の直売所などで販売していますが、リピーターができたり、地元のパン屋、レストラン、近隣のホテルも積極的にメニュー開発をしてくれるなど、市町村の枠を超えた展開も見えてきました。採算性だけではなく、地域の顔の見える人と協力しながら作る-そんなローカルさがこの油の魅力でもあり、強みともなっています。

 


01_nanohana_04□原材料: 食用なたね油(キザノナタネ100%)
□内容量: 270g
□保存方法: 直射日光を避け、常温で保存
□販売開始時期: 9月
□取扱店: 市内直売所、あぐりの湯、停車場ガーデン、マンズワイン小諸ワイナリー

生搾りだから、 ビタミンEが豊富

圧搾のみで絞っているため、搾油率は30%程度ですが、ビタミンEが豊富です。ビタミンEは、細胞の老化防止や美肌効果に優れ、油の酸化を防ぎ、長持ちさせる効果もあります。

 

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HARADA 菜の花ドレッシング

 

玉ねぎすりおろし4分の1個分、醤油60cc、 酢100cc、みりん30cc、菜種油240ccをよく混ぜ合わせる。
「カルパッチョやチーズとトマトのサラダなどにぴったり。麺のタレに加えても美味しいですよ」(原田さん)

 

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玄米つやつやチャーハン

 

小さく4角に切った鶏肉と玉ねぎを大さじ1杯の菜の花油で炒める。塩、胡椒少々。 赤ピーマンを入れて炒め、ご飯を入れて更に炒め、塩で味を整える。シンプルでおいしいチャーハンの出来上がり。
「この菜種油は素材の良さを引き立てます。イタリアン、和、洋何でも使えますよ」(長尾さん)

 

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生産者 小諸大橋農産物活性化組合
住所 〒384-0807

長野県小諸市山浦575

TEL 0267-22-7238

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