一月二十日 大寒
ご飯
豚汁
いわし丸干し、大根おろし
ほうれん草のおひたし
まだまだ小諸は寒いですが、陽が少し伸びてきました。
小諸は浅間山の南斜面にあるまち。
日当たりがよく、降雨量は全国的にみても少ない地域です。
マイナス10度を下回る日もある寒さですが、案外雪は少ないです。
土が元気なことが小諸野菜の美味しさの一番大きな理由ですが、
この日照や寒暖差などの気象条件が、小諸野菜をよりたくましく、美味しくしているのだと思います。
人間も太陽の光を浴びると、セロトニンというホルモンが腸で作られるそうです。
なんだか人間の内部でも、土の中と同じようなメカニズムが働いていそうですね。
ホルモンの元となる栄養を元気な野菜から、また動物性のタンパクもしっかり補った後は、
おばあちゃんと一緒に日向ぼっこをして、春を待ちわびるとします。
料理 鴨川知征(BISTRO AOKUBI)
レシピ
「豚汁」
材料 約4人分)
豚バラ肉 200g
ごぼう 1/4本
里芋 2個
人参 1/4本
小松菜 1束
せり 1束
長ねぎ 少々
ごま油 大さじ2
水 4カップ
信州みそ 大さじ2〜3
作り方)
- 豚ばら肉は3センチに切る。ごぼうはささがきにする。里芋は皮をこそげ半分に切る。人参はいちょう切りにする。小松菜、せりは3センチに切る。ねぎは刻む。
- 鍋にごま油を入れて熱し、里芋、ごぼう、人参を入れて炒める。豚肉を入れて軽く炒め、水を注いで煮立てる。あくをとり、みその半量を溶き入れる。小松菜とせりを加えて煮る。
- 里芋が柔らかくなるまで煮えたら、みその残りの半量を溶き入れる。器に豚汁を盛り、ねぎを添える。野菜と豚肉から十分な旨味が出るので、出汁は使いません。みそを2段階で加えるのは、味なじみを良くするためです。
「ほうれん草のおひたし」
材料 約4人分)
ほうれん草 1束
削りがつお
たまりじょうゆ(普通のしょうゆでもok)
作り方)
- ほうれん草はよく洗って、根元に十字の切り込みを入れて、蒸し茹でにする。水にさらしてアク抜きする。
- 根元を揃えて水から出し、水気をしっかり絞る。食べやすい大きさに切る。
- 削りがつおを鍋でから炒りして載せ、たまりじょうゆを添えていただく。たまりじょうゆは甘みのある小諸のみそ屋「こうじや」さんのもの。削りがつおは炒って風味を良くします。今日は炙ったイワシの丸干しと、大根おろしとともにいただきます