小諸オモシロ農家

10人いれば10通りの農とのかかわり方があります。

小諸市農ライフアンバサダーの武藤千春が、この地で農を営む

オモシロ農家の生き生きとした活力溢れる農ライフをお届け。


今回のオモシロ農家 #09 味工房小諸すみれの皆さん

 

 

—味工房小諸すみれってどんな団体?

 

武藤 はじめまして。よろしくお願いします。

 

渡部 はじめまして。代表の渡部です。

武藤 今日みなさん集まってどんなことをしていらっしゃるのですか?

 

渡部 今日のメンバーは自家用の味噌を自分で作るために来ています。

 

武藤 みなさんはどんな方々が集まっていらっしゃるのですか?

 

小山 小諸市民であり、農村女性の団体です。
   直売所で全部売れなかったものを漬ける場所、利用できる場所が欲しいと願って施設が作られたんです。
   だから、ずっと維持していかなきゃいけないという気持ちがあります。

 

武藤 女性が活躍できる場所があるって、いいですね。

 

 

 

—安心安全な商品づくり

 

渡部 この農産物加工施設は、体験室、味噌の部屋、お漬物の部屋、お惣菜の部屋があります。
お味噌は11月くらいから始まって、今が一番本格的に活動しています。5月くらいまで続きますね。

   始めは味噌と漬物とおやきでやっていたんですが、それだけでは運営が難しく…。
   お弁当を始めたり、イベントで販売に出向いたり注文をうけたり、お歳暮を贈ったりしています。

 

武藤 ここで作られたものは商品になるのか、皆さんの自家用になるのかの2パターンですか?それとも、小諸市内のみなさんに販売するんですか?

渡部 市内だけでなく、全国に販売しています。年に何回か注文が入ります。

 

武藤 何種類商品がありますか?

 

渡部 たくさん。漬物がなん十種類も。味噌。オードブル、お惣菜がいろいろあります。

 

武藤 商品は、どこで販売しているんですか? 普段買える場所を教えてください。

 

渡部 春になると各直売所においていたり。あさまのかおり、ヘルシーテラスにあります
市役所でも週二回お弁当の販売にいったり、銀座NAGANOにもお漬物を出しています。

 

武藤 商品のメニューを考えるのは、皆さんでやられているんですか?

 

渡部 そうです。

 

武藤 18年前からずっと、みんなで運営している感じなんですね。

 

渡部 皆さんが個々に、漬物上手であったり料理上手であったりしてアイデアを出し合って商品が出来上がっていきます。

 

武藤 私も畑をやっているのですが、夏に採れすぎた野菜を持ってきたら加工できますか?

 

渡部 夏場ならすぐ加工しないと持たないですね。

   逆に、すぐに漬けたり加工すれば、夏にとれたものが今の時期(冬)に食べられるんです。
加工方法を知っている人がたくさんいて、教えてくれるので無駄なく食材が使えますね。

 

—味工房小諸すみれのこだわりの味噌

小山 体験室であれば、だれでも利用することができますよ。

武藤 私が「味噌を作ってみたいです!」っていうもの、いいんですか?

小山 それでも大丈夫です。

湯本 4日かけて、麹からみそを作ります。委託も受けています。仕込んだものをお届けすることもできますよ。

湯本 豆も「こうじいらず」という大豆を使っています。名前は”こうじいらず”だけど、麹は入れなくちゃいけないんですよ笑

武藤 小諸の素材を使っている?

湯本 大豆も麹も、小諸産で素材にこだわっています。
   本当に美味しいんですよ。大豆も麹に使うお米も、自分で作ったものを使うから尚更おいしく感じるのかもしれません。

 

—小諸の愛で溢れた商品を各地へ

 

武藤 小諸市の中で、どんな場所でありたいですか?

渡部 一人でも多くのかたに、こだわりの手作り味噌の良さを知っていただきたいです。
無添加な安心して食べていただけるような商品の販売をしたり、手作りの味やたくさんの知恵を次世代に繋いでいきたいですね。

武藤 市内のかたも、こういう場所をもっと知ってほしいですね。

 

渡部 より多くのかたに使っていただければと思います。
   コロナ前は、月に一回の体験をやっていたんですが…。今は寂しいですね。
   いろんな人が先生になって、様々な体験をしていたんです。

 

武藤 ものづくりもみんなでアイデア出しながらやっているんですね。私も自分の作った野菜や果物で、加工品をつくってみたいです!
その際には、よろしくお願いいたします!

 

渡部 はい、喜んで!お待ちしています。