焼きなすの冷たいスープ、カジキマグロの燻製、フルーツのサラダ、フォカッチャ

八月二十三日 処暑

 

レシピ1 焼きなすの冷たいスープ

レシピ2 カジキマグロの燻製

レシピ3 フルーツのサラダ

パン(麦香炉のフォカッチャ)

 

 

 

8月も終盤。

風にも少し冷たいものが混じってきました。秋の気配が伝わってきます。

2019年の小諸は雹が降り、大きな台風がきて、農業に甚大な被害が出てしまいました。

恵みをもたらしてくれる自然ではありますが、比べて人間の無力さ、改めて畏怖を感じます。

土に中の自然、微生物は根の周りに多く、多様な根がある方が生物の多様性が保たれて良いそうです。

 

サラダを作りながら、これはなんか同じだな、と思います。

丁寧にサラダを作ると、多様な野菜から出るエキスが混ざり合い、一つになって、

それがドレッシングの元となります。

 

それをそれぞれの野菜がまとうことで、かえってそれぞれの野菜の味わいがはっきりします。

農家さんが丁寧に土の手入れをするように、シンプルなサラダですが、丁寧に作って、

自然をありがたくいただきたいと思います。

残暑の折、今日は冷たいもの、さっぱりとした献立を。

 

料理 鴨川知征BISTRO AOKUBI

”小諸の土”産(みやげ)チーム

 

 

レシピ1 焼きなすの冷たいスープ

材料 約4人分)

なす 4本

二番だし 400cc

しょうが 1片

塩 小さじ1/2

オリーブオイル 少々

バジル 1枝

リコッタチーズ 少々

 

作り方)

  1. なすは穴を数カ所刺して開け、直火で皮が焦げて蒸気が出てくるまで焼く。焼けたら水に取り、ヘタを切って皮をむく。ざく切りにする。
  2. ミキサーになす、二番だしを入れ撹拌しピュレ状にする。塩で調味し、しょうがの絞り汁を加える。冷蔵庫でよく冷やしておく。
  3. スープを器に盛り、軽く塩を散らし、オリーブオイルをまわしかける。リコッタチーズと、ちぎったバジルの葉を添える。なすがとても美味しい時期ですね。

 

 

レシピ2 カジキマグロの燻製

材料 4人分)

カジキマグロ(刺身用) 4切れ

塩 小さじ1/2

胡椒 少々

オリーブオイル

スモークチップ(りんご) 一掴み

作り方)

  1. カジキマグロに塩、胡椒をし、オリーブオイルを全体に塗る。
  2. 蓋のできる中華鍋などにスモークチップを一掴み敷き、網をのせ、その上にカジキマグロをのせる。強火にかけ、煙が十分に出てくるまで1分ほど火にかける。中火にし蓋をして2分加熱する。火を止めて、蓋をしたまま2分なじませる。蓋をとり、カジキマグロを皿に盛り、サラダを添えていただく。燻製の中でも熱燻という調理法で、燻製したてを味わいます。小諸らしくチップはりんご。優しい香りを楽しんでください。

 

 

レシピ3 フルーツのサラダ

材料 約4人分)

ズッキーニ 1/4本

人参 1/4本

トマト(中) 2個

パプリカ 1/4個

ミックスリーフ 1パック

レタス 1/4個

プルーン 4個

桃 1個

塩 小さじ1/2

胡椒 お好みで

赤ワインビネガー 小さじ1

オリーブオイル 大さじ1〜2

作り方)

  1. 大きめのボウルを用意する。ズッキーニと人参はピーラーで薄く切る。トマトは6分割のくし形に切る。パプリカは薄くスライスする。レタスは一口大に手でちぎる。プルーンと桃は種を除き一口大に切る(皮付きで良い)。野菜とフルーツを全てボウルに入れる。
  2. 塩をして全体を軽く混ぜ30秒ほど置く。赤ワインビネガーを加え、出てきた水分とともに野菜全体がまとうように軽く和える。オリーブオイルを加え、水分と合わさりトロッとするまで軽く和える。器に彩りよく盛る。野菜から水分とともに出る旨味がそのままドレッシングとなるサラダの作り方です。野菜やフルーツは季節のもので。ハーブを入れても。種類が多い方が美味しく作れます。