平成26年2月には、過去に経験のないほどの大雪が佐久地域にも降りました。
多くの農業用施設が被災し、資材・施工者の不足もあり、再建には長い時間を要しました。
今年は、エルニーニョ現象の影響で暖冬の予想がされています。
このような年は、内陸部・太平洋側で大雪になる傾向があります。
来年春の作付に影響が出ないよう、万全の備えをするようにしましょう。
◎降雪前のチェックリスト
・ 最新の気象情報、警報、注意報を常にチェックしましょう。
・ 作物を栽培していないハウスは被覆材を外しましょう。
・ 被覆材の表面に雪の滑落を妨げる突出物はありませんか。
・ 中柱をたてるなど応急的な補強をしましょう。
・ ブレース、筋かいの留め金具のゆるみがないか確認しましょう。
・ 融雪設備がある方は、あらかじめ燃料残量、動作確認を忘れずに。
◎園芸施設共済に入りましょう~制度が拡充されました~
主な改正点
・ 施設本体と付帯施設の耐用年数の見直しにより、パイプハウスは耐用年数が2倍(5→10年)になり、補償金額が増加。
・ 施設本体と付帯施設の耐用年数経過後の補償価格を再建築価格の20%~50%に引き上げることにより補償金額が増加。
・ 追加オプション(農家の選択による補償の追加が可能に)
耐用年数以内の施設 → 再建築価格の100%
耐用年数後の施設 → 再建築価格の75%
詳しくは、お近くの農業共済組合へ。
■東信農業共済組合 http://www.nosai-anshin.net/