小諸 風穴 氷室そばのお披露目会

みなさんは、「風穴」をご存知ですか?
わたしは数年前に知りました。風穴は、天然の冷蔵庫と言われ、養蚕業が盛んだった長野県内には、国内の約半数を占める100を超える風穴があったとされています。石垣の隙間から流れる冷気によって、暑い夏でも気温は一定に保たれているんです。

小諸市大久保にある「氷の風穴」
小諸市大久保にある「氷の風穴」は、他の風穴に比べ気温が低く、平均気温0〜3℃だったことから、「氷室」として利用されていたという記録もあります。近年では、大久保地域の特産の「菊」の花を咲かせる時期の調整にも使われています。しかし、時代の流れとともに、利用者の高齢化などから風穴での保存量は減少しています。

小諸風穴氷室そば
そこで、小諸市畑作振興推進協議会 そば専門委員会では、自然の冷蔵庫「風穴」に収穫した玄そばを保管することで、どのような効果が表れるのかを検証したいと考え、貯蔵を開始しました。今回のお披露目会は、委員会にとっても初めての「そば」であり、参加いただくみなさんと味わってみたいと思います。なお、とき同じくして、隣まちにある酒蔵の戸塚酒造もこの氷の風穴で貯蔵を始めています。

イベント案内
■日  時  2016年9月11日(日)11時〜13時
■場  所  みはらし交流館(小諸市滋野甲4162-189)
■ふるまい  ぶっかけそば限定250食
■お 願 い  発展的に活動を継続するため、1人につき300円の協力金をお願いします。
■主  催  小諸市畑作振興推進協議会そば専門委員会(小諸市農林課内)
■写真提供  ヨシザワカメラ(小諸市荒町)
■問い合わせ  小諸市経済部農林課 0267-22-1700