水口正彦 – ブロッコリー

 

水口正彦 – ブロッコリー

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標高差を活かして、長い期間収穫できるように工夫しています。

料理の彩りとして食卓に欠かせないブロッコリー。需要は一年中ありますが、一般的には冬の野菜なので、冷涼な気候により夏でも収穫可能な長野県はトップクラスの生産量を誇っています。小諸・佐久地域での生産量は県内でも第一位。寒暖差が大きいため、色の鮮やかさや株の締まり具合が良いとされています。

 

水口さんは、標高700mから1300mまでの地域に、計10haの畑を所有。年間35万個ものブロッコリーを生産しています。標高差を考慮し、1週間ほど時期をずらしながら1haずつ機械定植していき、長い期間収穫できるようにしています。
10_mizuguchi_02暖かいと一日で花が開いて変色してしまうブロッコリーは、氷詰めの発泡スチロールに入れて輸送する必要があります。個人では出荷コストがかかるので、水口さんはJAの共選所を利用しています。「共選所なら、荷が薄くなる時はほかの人がカバーしてくれるし、虫や病気のチェックもしてくれます。選別を任せることで、収穫に集中できるのも利点です」と水口さん。ブロッコリーの収穫は、ひとつひとつ生育状況をみて手作業で行います。一斉収穫ができないので、大規模な収穫は気が遠くなるような作業なのだそうです。タイミングを逃すと一晩で大きくなってしまうので、最盛期は休みもありません。
10_mizuguchi_03農業歴45年、以前はカリフラワー農家として有名だった水口さん。10年前、健康志向の高まりで需要が増えたブロッコリーに転向しました。過去には、農林水産大臣賞を受賞したこともあります。近くに国立公園があるような山の中にも畑があるので、害獣対策などの苦労もありますが、「毎日食べても飽きないほど好き」な ブロッコリーのために日々奮闘しています。「うちで出荷するブロッコリーは枝付きで、それは鮮度の象徴でもあります。癖が無いので、どんな料理にも合います。バター炒めなどで、芯まで使ってください」。

 

 

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  • 6月下旬~12月初旬
  • 生産者名 水口正彦
    お問合せ JA佐久浅間 あさま西部営農センター
    小諸市柏木546-8
    TEL:0267-22-0980