小諸の菜の花と菜の花油を存分に味わう、パスタとサラダ

 

 

菜の花のスパゲッティ

さやいんげんのサラダ

パン(香色のバゲット)、菜の花油

白ワイン(テールドシエル、ソーヴィニョンブラン)

 

暦では夏に入りましたが、小諸はまだ春の続きです。

ゴールデンウィーク。

小諸では昔は「田植え休み」と言っていたそうで、ちょうど田植えの時期です。

里山には菜の花畑が一面に広がっています。ほとんどは菜の花油になります。

糠地のみはらし交流館では、この時期毎年、「菜の花祭り」が開催されていますが、今年は残念ながら中止です。

菜の花畑に囲まれて、菜の花の天ぷらを食べたり、近隣のワイナリーのワインを味わったり、というイベント。

農家さんはとっても忙しい時期ですが。

ともあれ、今日は、小諸の菜の花と菜の花油を存分に味わってみます。

まずはバゲットに塩と菜の花油で。小諸は地粉を使ったパンやさんがたくさんあります。今日は香色(こういろ)さんのパン。

続いてパスタとサラダ。

青々しく、少しほろ苦い感じが、口や鼻を満たします。

あー、冷えた白ワインが飲みたい!

料理 鴨川知征(BISTRO AOKUBI)

”小諸の土”産(みやげ)チーム

レシピ1 菜の花のスパゲッティ

(材料 約2人分)

・スパゲッティ 160g

・菜の花 8本

・にんにく 2片

・唐辛子 1/2本

・オリーブオイル 大さじ2

・菜の花油 大さじ2

・湯 1リットル

・塩

・エゴマ 大さじ2

・桜エビ 大さじ2

作り方)

  1. エゴマと桜エビをから炒りして、すり鉢で粗めにする。菜の花は2センチくらいのざく切りにする。大きめの鍋に湯を1リットル沸かす。沸いたら塩を大さじ1入れる。
  2. フライパンに、皮を取り包丁で潰したにんにく、唐辛子、オリーブオイルを入れ、弱火にかける。スパゲッティを茹で始める。
  3. にんにくと唐辛子が色づき良い香りがしてきたら、菜の花を入れ火を強めて軽く炒める。パスタの茹で汁をお玉一杯加え煮る(煮崩れるくらい煮た方がパスタとの絡みが良くなって美味しいです)。スパゲッティは標準茹で時間の30秒前に引き上げ、フライパンに入れる(茹で汁はコップ1杯くらい取っておく)。
  4. フライパンの中でソースとスパゲッティを中弱火で約30秒和えながら、なじませ味を含ませる。途中水分が足りないようならば、茹で汁を少々足す。味見をし、塩で調味する。火を止め、菜の花油を加えよく混ぜて全体がトロッとした状態にする。器に盛り、エゴマと桜エビを添える。

レシピ2 さやいんげんのサラダ

(材料 約2人分)

・さやいんげん 1パック(約120g)

・マッシュルーム 2個

・ルコラ 4本

・トレビス 2枚

・新玉ねぎ 1/8個

・塩

・胡椒

・赤ワインビネガー 小さじ1

・菜の花油 大さじ1

作り方)

  1. さやいんげんは端の硬い部分を切り、塩を少々加えた湯で2分ほど茹で、ザルにあげて粗熱を取る。粗熱が取れたら、1センチほどにカットしボウルに入れ、塩、胡椒、赤ワインビネガーで下味をつける。冷蔵庫で冷やしておく。
  2. ルコラ、トレビスを1センチほどにカットする。マッシュルーム、新玉ねぎは薄くスライスする。さやいんげんが冷えたら、これらを加え、菜の花油を加え和えて器に盛る。