地粉のピッツァ
アランチーノ
アスパラガスと卵のオーブン焼き
あらゆる生命が天地に満ち始めるという、小満。
小諸の土の中の微生物たちも大いに働いているころでしょうか、
新緑とともに、土から生命力が溢れでてくるように感じます。
ミミズも蠢き、蛙の合唱が聞こえます。
小諸は1年でもとても過ごしやすく、気持ちのいい時期です。
夜はまだ少し冷えますが、湿度も低くカラッとしている昼は外が気持ちいい。
今日は、田植えもひと段落したところで、農家さんたちが集まり、外でピザパーティー。
糠地のみはらし交流館には薪のピザ窯がありますのでそこで。
(新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年4月10日から当面の間休館中)
信州は粉食文化で、良い小麦も取れます(「ゆめかおり」という地粉を使って焼いてみました)。
アスパラガスも出てきましたので、こちらも窯で。
これから高原野菜の収穫シーズンに。
その前に、イタリア気分で陽気に、私たちも生命力を取り込みたいと思います。
料理 鴨川知征(BISTRO AOKUBI)
https://www.facebook.com/bistroaokubi/
”小諸の土”産(みやげ)チーム
レシピ1 「地粉のピッツァ」
材料 (生地10枚分)
地粉(中力粉) 1kg
水 500cc
ドライイースト 10g
塩 15g
オリーブオイル 100cc
-トッピング材料-
モッツァレラチーズ 60g
ホールトマト 80g
バジル 数枚
粗塩
作り方)
- 生地を作る。大きなボウルに粉、塩、イーストを入れ、泡立て器でよく混ぜる。水とオイルを計量する。
- ボウルに水とオイルを加え、全体を混ぜ合わせ、粉っぽさがなくなるまで手早く混ぜる。生地をまとめ、台に取り出し捏ねる。なめらかになるまで捏ねたら、丸くまとめてボウルに入れ、ラップをして30度くらいの暖かいところに1時間ほどおく。生地が2倍くらいの大きさになるまで発酵させる。
- 発酵が済んだら、ガスを抜き、数回捏ねて生地をまとめる。台に打ち粉をし、その上に生地を置いて棒状にまとめる。10等分にカットする。丸く整形し、乾燥しないよう表面にオイルを塗っておく。
- 生地を伸ばす。台に打ち粉をし、生地をのせ、生地にも打ち粉をして、麺棒で生地を回転させながら、直径30センチ、厚み3ミリくらいに伸ばす。
- トッピングする。ホールトマトは手粗く潰し、汁と合わせておく。伸ばした生地は網などの上に置く。生地にオリーブオイルを少量かけ、全体に伸ばす。ホールトマトを80ccくらいのせ、広げる。軽く粗塩をふる。モッツァレアチーズをちぎって全体に散らす。
- 焼き上げる。オーブンは250〜300度に温めておく。トッピングした生地をオーブンに入れ、2〜3分焼く。焼きあがったら、バジルの葉を散らす。今日はみはらし交流館の薪釜で焼きました。
レシピ2 「アランチーノ」
材料 作りやすい量)
米 100g
ブイヨン 500cc
パルミジャーノチーズ 50g
モッツァレラチーズ 1個
バジル 4〜5枚
トマトソース(ホールトマトを1/2量になるまで煮詰めたもの) 50cc
小麦粉
溶き卵
パン粉
オリーブオイル
揚げ油
作り方)
- 米をオリーブオイルで炒め、ブイヨンを注いで17分煮て、柔らかめのリゾットを作る。
- リゾットに、すりおろしたパルミジャーノチーズ、ちぎったモッツァレアチーズ、バジル、トマトソースを混ぜ、バットに広げて粗熱を取る。
- ピンポン球大に丸め、小麦粉、溶き卵、パン粉を2回繰り返してつける。油で色好く揚げる。バジルの茎を刺して飾る(アランチーノはイタリア語で小さいオレンジ)。揚げたてをいただきます。
レシピ3 「アスパラガスと卵のオーブン焼き」
材料 約4人分)
卵 4個
アスパラガス 8本
パルミジャーノチーズ 大さじ4
バター 大さじ2
塩
胡椒
作り方)
- アスパラガスは根元から2センチほどを切って、下の方の硬い皮をむく。湯を沸かし、塩を少々入れ、アスパラガスを30秒茹でる。茹だったら水を切る。
- グラタン皿など耐熱容器の内側にバターを塗り、アスパラガスを並べる。その隙間に卵を割り入れる。軽く塩、胡椒をし、すりおろしたパルミジャーノチーズを全体にかける。250度のオーブンに入れ、卵が固まるまで焼く。今日はピザ窯で焼きました。この時期の小諸のとれたてのアスパラガスは生でも食べられますので、火入れは最小限に。