レシピ1 小諸のおやき
レシピ2 にらせんべい・なすせんべい
お茶
小諸も、稲の刈り入れの時期になりました。
一面に広がる、実った稲穂の姿がとても美しいです。
今日は稲刈り真っ最中の農家さんの元へ。
地元のおやき名人とおやきと、にら・なすせんべいを作って差し入れです。
小諸では、おこびれ(おこびる)と言って、
農仕事の小昼(おやつ)の習慣があります。
お茶請けですが、ちょっとした食事に近いもの。
こうした言葉や習慣が残っている小諸は、
ずっと前から農が暮らしの中心にあったんだなー、と思います。
にら・なすせんべいは、この辺では懐かしの定番おこびれのようで、とても喜んでくれました。
料理 鴨川知征(BISTRO AOKUBI)
レシピ1 小諸のおやき
材料 15個分)
地粉(中力粉) 400g
ベーキングパウダー 大さじ1
砂糖 50g
水 200cc
サラダ油 小さじ1
-具材(野沢菜)材料-
野沢菜(水で塩抜きしたもの) 300g
サラダ油 大さじ2
信州みそ 大さじ3
砂糖 大さじ1と1/2
みりん 大さじ1と1/2
-具材(切干大根)材料-
切干大根(水で戻したもの) 300g
人参 80g
二番だし 300cc
サラダ油 大さじ2
砂糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ4
作り方)
- 生地を作る。ボウルに地粉、ベーキングパウダー、砂糖を入れる。水を加減しながら加え、箸でかき混ぜる。耳たぶくらいの硬さに捏ねる。ビニール袋に入れて1時間寝かせる。
- 野沢菜の具材を作る。野沢菜漬けは1時間ほど水に浸して塩抜きし、細かく刻む。鍋に油を熱し、野沢菜を炒める。砂糖、みりん、みそで味付けする。具は冷ましておく。
- 切干大根の具材を作る。切干大根は水で戻して絞り、水を切る。人参は千切りにする。鍋に油を熱し、切干大根と人参を炒める。だしを加え、砂糖、しょうゆで味付けする。歯ごたえが残るくらいの仕上がりにする。具は冷ましておく。
- 具を適量とり手で丸めておく。生地は一つ40gくらいずつに分け、手粉をつけて丸める。手のひらで生地を平らにし、回しながら薄く丸く広げる。生地の真ん中に丸めた具を載せる。手で巾着状に具を包み、口をくっつけて塞ぐ(包むのは慣れないとなかなか難しいです)。これを繰り返す。
- テフロンのフライパンやホットプレートに薄くサラダ油を敷き、丸めたおやきの両面を色づくまで焼く。焼いたおやきを蒸し器で5分ほど蒸す。信州のザ・郷土食、おやきにはいろいろなスタイルがありますが、小諸は焼いて蒸すやり方です。具材はかぼちゃやなすなども美味しいですね。
レシピ2 にらせんべい・なすせんべい
材料 26センチフライパン各1枚分)
にら 50g
なす 1本
地粉 2カップ
卵 1個
水 200cc
砂糖 大さじ2
信州みそ 大さじ2
サラダ油
-つけじょうゆ-
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ3
作り方)
- にらは1センチに刻む。なすは5ミリほどの薄切りにして水に放った後、水を切る。ボウルに卵を割り入れてほぐし、水、砂糖、みそを入れてよく混ぜる。地粉を加えて混ぜ、2つに分ける。片方はにらを入れて混ぜ合わせる。もう片方はなすを入れて混ぜ合わせる。つけじょうゆを混ぜて作る。